2007年、24年以上勤めた大手新聞社(本社は東京・大手町)を早期退職、翌年に一家でカリフォルニアへ移住しました。私にとっては3度目のアメリカ生活です。
妻はクレアモント大学院大学(CGU)で経営学のPhDを目指し、長女Kと長男Aは小学生、次女Mは保育園児。夫婦共に大忙しのなか、子どもたちはすっかりカリフォルニア生活になじみました(2013年春に妻は念願のPhDを取得し、九州大学へ就職。これに伴い、5年近く続いたカリフォルニア生活も終わりました)。
サラリーマンとして大手町で一生働き続ければ、安定した生活は保障されるけれども、1度しかない人生でそれではつまらない――。こう思い、やっと手に入れた持ち家も売り、アパート暮らしになりました。
「ワーク・ライフ・バランス」が当ブログの中心テーマです。仕事中毒の「ワーク」から子育ての「ライフ」へ一気に切り替えると、どんな状況に直面するのか、個人的な日常生活を踏まえて記していきます。できるだけ記者の視点も入れるつもりです。
脱サラして、経済的には不安定な自営業者になりました。ですが、子供と接する時間は飛躍的に増えました。3人目の子供が生まれたのも、早期退職したからこそです。
カリフォルニアでは、ピーター・ドラッカーの第2の故郷であるクレアモントを拠点に活動。クレアモントは、他界する直前のドラッカーに長時間インタビューした思い出深い場所です。それだけに、運命的なものも感じます。
子育てにかなり時間が取られていますが、ジャーナリストとしての仕事も続けています。日本の雑誌への寄稿、コラム連載、本の執筆が主な仕事です。
生まれは東京。1983年に慶應義塾大学経済学部、1988年に米コロンビア大学ジャーナリズムスクールを卒業(修士号)しています。