3カ月にわたった夏休みも終わり、先週火曜日(9月6日)から子供たちの学校が始まりました。ずいぶんとブログをごぶさたしていましたが、最大の思い出は、7月上旬に家族でキャンプを初体験したことです。しかもカリフォルニアならではのビーチキャンプです。
行き先は南カリフォルニアの美しいビーチタウン、デイナポイント。簡易式のテントや特性マットレスなどをミニバンに詰め込み、1時間ちょっとで目的地に到着。文字通りビーチに駐車し、そのすぐ横にテントを張りました。何しろ「ビーチフロント」なのです。つまり、車からもテントからも歩いてゼロ分の所にビーチがあるのです!
まずは写真。まさに到着した瞬間です。車の横にいるのは妻です。
すぐに子供たちは海へ向かって走り出しました。さらさらの砂で、ゴミもほとんど見当たらず、はだしで走ると気持ちいいのです。下の写真に写っているのは長男と次女です。
次の写真はテントを張り終えたところです。長女と次女も写っています。専用のダイニングテーブル、焚き火スペース、水道もあります。
隣でキャンプしている一行は夕日を浴びながら日光浴中でした。
さらにその奥では水着姿の若者たちがビーチバレーを楽しんでいました。
ビーチは混んでおらず、「海の家」のような出店もなく、静かでした。海の音を聞き、星空を眺めながら焚火をしました。キャンプには付き物のマシュマロも入手し、串刺しにして焼いて食べました。子供たちが寝入った後は夫婦でビーチチェアに腰掛けてビールを一杯。とにかく感激しました。
家族5人でも数十ドルでキャンプできました。駐車代もかからず、チップも不要。ビーチは目の前(正確にはビーチの中)。一方、子供たちは興奮し続け、「ホテルよりもずっと楽しい」と口をそろえて言っていました。大人にとってもホテルより格段に楽しいです。
さらには、歩いて数分の場所には共用のトイレとシャワールームも完備されており、とても便利。妻とは「もう家族旅行ではホテルを使うのはやめよう」で一致しました。実際、8月下旬には2度目のビーチキャンプを経験しました。サンタバーバラに近い小さなビーチタウン、カーピンテリアです。そこでは家族ぐるみの付き合いをしているアメリカ人一家を訪ね、手料理をごちそうになりました。
アメリカは失業率が9%台で高止まりし、格下げにも見舞われるなどマクロ経済的には散々です。ですが、「数千円でこんなレジャーを楽しめる環境があるとは、なんて贅沢な国なんだろう」とも思いました。カリフォルニアを見る限りは、アメリカはキャンプ大国です。自然に恵まれているからこそですね。