現代ビジネスに「ジャーナリストが業界のコンサルタントになってはいけない」をアップしました。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙のウォルト・モスバーグとのインタビュー前半です。
今、WSJの凋落について書いたノンフィクション『ウォールストリート・ジャーナルでの戦争(War at the Wall Street Journal)』を読んでいます。ルパート・マードックのニューズ・コーポレーションがWSJの親会社を買収し、WSJが激震に見舞われていることを描いています。
本の中に出てくるWSJ編集局長、マーカス・ブローコリはマードックに追い出され、ワシントン・ポスト編集局長へ転じました。実は、個人的に彼のことをよく知っています。WSJの東京支局長時代に一緒に食事したこともあるのです。なので、非常に興味深い本です。
モスバーグがコラム「パーソナルテクノロジー」で全盛を築いたころと比べ、WSJはまったく違う新聞になってしまいました。マードック傘下に入ってから、ピュリツァー賞を1度も受賞していないことがそれを象徴しています。
個人的には、日経新聞ニューヨーク特派員だった1990年代後半から14年間もWSJを愛読しています(日本にいた時はオンライ版を購読)。それだけに、WSJの”マードック化”はとても残念です。いずれ現代ビジネスでも取り上げる予定です。
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