ロボット生命体の「トランスフォーマー」が大好きな長男A。クリスマスプレゼントにも当然のようにおもちゃのトランスフォーマーを狙っています。しつこく「早くほしい」とママにおねだりし、先日、ついに”先物買い”に成功しました。
ただし条件付きです。「クリスマスまで箱を開けてはならない。開けたら店に返す」です。
案の定、あこがれのトランスフォーマーを目の前にしたAは我慢し切れなくなりました。あの手この手でママを攻略しようとしましたが、いまだに成功していません。以下、ママとの会話を3つ挙げてみます。
1つ目。
「ママ、箱を開けるだけで遊ばないよ。だから開けてもいい?」
「駄目。開けたら返品すると言ったでしょ」
ママにきつく否定されたAは、おじけづきながら「違うよ。ただ言ってみただけだよ」。
2つ目。
「ママ、きょう寝たら開けてもいいでしょ?」
「駄目。あと20回以上寝なくちゃ」
「だってきょう寝たらクリスマスだよ!」
「クリスマスはずっと先。何回も寝ないと開けられないよ」
「A君、クリスマス嫌い!」
3つ目。
箱をいじりまわしていて指で穴を開けてしまったA。「ママ、指が入って取れなくなっちゃったよ~」。暗に「箱を開けないと指が取れないよ」と主張し始めたのです。
もちろん、ママは芝居だと分かっているから、相手にしません。
「指が取れないならそのままにしていなさい!」
ピシッと言われたAは、しぶしぶと箱から指を抜き出しました。