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2009年6 月23日 (火)

コメント

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ganko

おひさしぶりです。時々読ませていただいて、皆さんの様子を楽しく覗き見しています。

長屋文化に似ている-都市部ではもうその文化はなくなりつつある、ということでしょうか。子供をめぐる事件が多発し、またそれがこぞって報道されていることで、子供たちの遊びに大きな影響が出ていることは非常に残念なことですね。

本来、子供はどこでも遊べるものだと私は常々思っているので(つまりお仕着せの施設はいらなくて、何かあったら対応できる安心感さえあればいい=遊び道具は豊かな創造力と想像力さえあればみつけられる)、いまや日本の遊びに演出と調整という「仕事」めいた作業が必要になっていることにびっくり!

そういえば、大人もそうかもしれませんね。

あそびに乾杯!!

Yo Makino

 コメントありがとうございます。

 東京にいた時は、放課後に大勢の子供たちが街中で駆け回っている風景はほとんど見かけませんでした。昔の東京では、友達と一緒にかくれんぼうや缶けりをしている子供がいくらでもいました。

 現在の東京では、親が常時監視していなければ、子供たちを自由に遊ばせることもできなくなっています。遊べる場所は少ないし、車が行き来する道路の近くでは危ないからです。そんなわけで、多くの親は放課後に子供を塾へ通わせているようです。学童保育もありますが、小学3年生までです。

 

ganko

急にふと思い出しました。先週東京駅の近くにできたホテル、シャングリラをコンシェルジュの方に案内していただいたのですが、客室にはフルーツとチョコレートが全室セットされていて-ここからが本題ですが、目についたのは、包丁スタイルのナイフ。

業界にいたこともあるので、これは画期的だと思い、コメントしたところ、「そうなんですが、スタッフの中で賛否両論なのです。危ないのではと。」

これに対しての私の答えは、「死にたい人はどんな道具を使ってでも死ぬから気にしなくてもいいのでは。」

わが身を守る方法を学ぶことこそがしつけであり、教育であり、そういう意味では、日本はここ20年迷走していると個人的には思います。

危険を察知する嗅覚は、子供からお年寄りまで、経験を重ねながら覚えないと、犯罪や事故は減らない。

たぶん、国防についても、同じことが言えると思います。

リーマンショックが日本にとって、世界にとって、最良のショック療法になるといいな、と最近は思ったり。。。

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