そろそろ学年末で、長女Kの小学校はあと数日で夏休みを迎えます。Kの波乱の1年生生活ももう終わりということです。
きょうはそんな1年生生活の最後を記念すべき日となりました。Kが校長賞(Principal's Award)を受賞したのです。授与するのは校長のミズ・アローチャですが、実質的に担任のミセズ・ビーが受賞者を選んだようです。クラスのことを1番分かっているのはミセズ・ビーだから、当然ですね。写真は、賞状を持つKが壇上でミセズ・ビーに抱擁されているシーンです。
小学校では朝9時から朝礼が始まりました。1年生から3年生まで勢ぞろい。1年生からクラスごとに受賞者が壇上へ上がり、ミズ・アローチャから賞状を受け取りました。Kのクラスでは、国語賞(2人)、数学賞(2人)、努力賞(1人)、皆勤賞(1人)の順で発表。Kはまず皆勤賞を受賞しました。ちなみに、国語賞や数学賞は学期(年間で3学期)ごとに2人に授与されますが、校長賞は学年末の年1回に限られ、対象は1人だけです。
最後に発表されたのが校長賞。ミズ・アローチャは次のように説明しました。
「Kは昨年9月、当校へ新入生としてやって来ましたが、アメリカへ来たのも初めてでした。それにもかかわらず、語学で目覚ましく進歩し、優秀な成績を収めたばかりか、協調性などいろいろな面でクラス全体のお手本にもなっています。そこで校長賞を授与します」
授賞式の後、Kのクラスへ顔を出しました。ママが「K、良かったね!」と言うと、Kはママに抱きついてとてもうれしそう。それを見ながらミセズ・ビーは「Outstanding(抜きんでている)」という言葉を連発していました。
ローラーブレードを買ってくれたミセズ・ビー。わたしから「Kがここまで来れたのも、先生のおかげです」というお礼の言葉を聞くと、「違いますよ。Kも含めてわたしたち全員が一致協力した結果です」と反論。そして、Kのおばあちゃん(わたしの母)のほうを振り向いて、「よく来てくれました!」と声をかけていました。
ミセズ・ビーはおばあちゃんもよく知っているのです。昨年の9月、毎日のように小学校へ出向き、Kのクラスの外で何時間も待機していたからす。言葉をしゃべれないKは当時、あまりに緊張していたものだから、日本語を話せて信頼できる人がそばにいないと、不安で登校できなかったのです。それをミセズ・ビーは覚えていて、「おばあちゃん、あたなの協力もあったからKは校長賞をもらえたのです」と言いたかったのでしょう。
実は、ミセズ・ビーは1年生しか担当しません。ということは、Kの担任である期間はあと数日しか残っていないわけです。経験豊富で思いやりがあり、優しいミセズ・ビーに教えてもらえなくなるのは残念ですが、最初の小学校で最初の担任がミセズ・ビーであったのはKにとって本当に幸運でした。
Kちゃんへ
校長賞(Principal's Award)受賞おめでとう。昨年9月に、英語も殆ど分からない状態で、いきなりMountainview Elementary School、Grade 1に入学。たった10ヶ月足らずの間によくやりましたね。ミセズ・ビーという良い先生の指導の下、クラスのお友達とよくmixし、ガリ勉でなく、楽しみながら努力したのが、良かったのだと思います。
以前国語賞をもらったときも感心しましたが、学年末に校長賞を受賞したことには本当にびっくり。とても嬉しく思います。
これからの夏休み、大いに遊んでアメリカ生活を楽しんでください。
Tommy
投稿情報: 松田 聰 | 2009年6 月 7日 (日) 15:33
Kにメッセージを伝えておきます。
投稿情報: Yo Makino | 2009年6 月17日 (水) 06:18