先週、わたしがコロラド州ボルダーへ出張中、小学校の学芸会で1年生の長女が「赤ずきんちゃん(Little Red Riding Hood)」を演じました。
演じるといっても、童話の世界の赤ずきんちゃんをそのまま演じるのではありません。道徳を教える一環になるように、セリフなどは変えてあるのです。
後から聞いたところによると、多数の児童が参加した学芸会の中でも、長女のセリフは一番長くて目立ったそうです。台本を見たら、確かに一番長いようです。何しろ、注意書きで「子供が演じるにしては、このセリフは長すぎるかもしれません。必要ならばセリフを複数の役者で分担してもかまいません」と書いてあるのです。
見学できなくて残念でしたが、幸い、妻の知り合いが助っ人としてビデオ撮影してくれました。それを見ると、赤いずきんをかぶった長女が長いセリフをスラスラと暗誦しています。大したものです。
参考までに、長女のセリフを以下に紹介しておきます。
Hi there. I'm Little Red Riding Hood, and this is the part of the meeting where I introduce this month's winner of the Good Manners award.
You may remember what a polite child I am. When I saw the wolf in my grandmother's bed, I said things like "Grandmother, what big eyes you have." And, "Grandmother, what big teeth you have."
But I was just being polite. What I was thinking was, "Grandmother, what happened to you? Were you in some horrible accident?"
My politeness paid off, though, giving the Hunter time to save all of us. And now, this month's Good Manners award goes to...
(She opens envelope)
The Princess from The Princess and the Pea.
アメリカではこうやって道徳を教えているんですね。宗教を通してのみ道徳を学ぶんだと思っていました。
投稿情報: tadao | 2009年6 月 6日 (土) 02:25