このところ、子供が立て続けに病気になっています。
まずは月齢15カ月の次女M。水曜日(9月16日)の昼間、保育園から電話がかかり、「100度(摂氏38度弱)以上の熱です。泣いてばかりいます。迎えに来てください」。最近は病気もせずに調子が良かったのに、ついに風邪です。
でも、休ませるほどひどい風には見えませんでした。確かに鼻水が出ていましたが、100度以上の熱は一時的だったようで、家では元気でした。食欲も旺盛。とはいえ、保育園には「24時間ルール」があります。「熱が引いてから24時間置かなければならない」という意味です。というわけで木曜日は保育園に預けられなくなりました。
木曜日にMを休ませましたが、熱もなく上機嫌。スポーツクラブ「クレアモント・クラブ」の保育施設に数時間預けることもできました。ついでに、3種混合の予防接種の時期を迎えていたので、公的医療施設で注射してもらいました。ここで予防接種すると、公的補助が出てすべてタダなのです。
久しぶりの注射にMは大泣きし、一気に不機嫌になりました。どうやっても泣きやまず、その後の対応が大変でした。でも、夕食前にママが帰宅し、抱っこしてもらったら、泣きやみました。
金曜日には「これなら絶対に大丈夫」と思い、Mを保育園に連れて行きました。ところが、その日の昼間、再び保育園から電話。「Mがピンクアイです。伝染性ですから、迎えに来てください」。ピンクアイとは結膜炎のこと。保育園に行くと、Mは元気そう。でも、仕方がありません。かかりつけの病院に電話すると、「あすの土曜日、午前9時15分に来てください」。
さて、土曜日にMを病院に連れて行き、先生に診てもらったらMは再び大泣き。じっとしていられず、きちんと診察してもらえませんでした。それでも先生には大体の状態は分かったもよう。「結膜炎というよりも風邪の影響で目が腫れていたのでしょうね」。保育士が勘違いして結膜炎と思い込んだようです。真相はともかく、金曜日の午後から土曜日の午前中にかけては結膜炎対応でMにかかりっきりになり、何もできなくなりました。
同じ土曜日、小学2年生の長女Kは早朝から隣の親友ジェニファーと楽しく遊んでいました。親友キアナの両親の結婚式のために買ったドレスを着て、ジェニファーの家に行ったり、わが家へ戻ってきたり、元気いっぱい。でも、食事中に「のどが痛い」とも。案の定、Kも風邪でした。
この日の午前零時ごろ、Kが突然「恐い!」と叫びながら、泣き始めました。高熱で苦しく、眠れなくなったのです。こんなことはアメリカに来てから初めてでした。薬を探しましたが、わが家には子供用の鎮痛剤・解熱剤はM用のタイラノールしかありませんでした。「近所のドラッグストアCVSなら開いているかもしれない」と思い、Kを妻に任せてCVSまで車を走らせました。CVSは閉まっていました。
家に戻り、インターネットで24時間営業のCVSがないか検索。すると、隣町のアップランドにありました! そこで2―11歳用のタイラノールを調達し、急いで帰宅。タイラノールを受け取った妻は「K、これを飲めば楽になって寝られるよ」と言いつつ、Kに飲ませました。でも、Kはそれを吐き出してしまいました。まずくて飲めないというのです。昔から液状の薬は苦手だったのです。
結局、Kは薬を飲まないまま、ママに添い寝してもらってどうにか寝入りました。すでに午前1時半。週明けには回復しているといいのですが。Kはアメリカに来てからずっと健康で、病気で学校を休んだことが1度もなかったのです。
水、木、金、土――。連日で子供の病気に振り回されました(妻は大学の勉強・仕事で忙しく対応不可能)。幸いなことに、本の翻訳については先週末にとりあえず脱稿し、ヤマ場を越えたところでした。締め切りと重なっていたら、どうなっていたことやら……。
Kが寝入った後、妻と少し会話。「緊急事態に備えて、子供用の鎮痛剤・解熱剤ぐらいは用意しておくべきだったね」という意見で一致しました。
大変でしたね。
でも、大事には至らず、何より。この時期に風邪をひいておけば、その後、ひかないかも。。。てこともないかもしれませんが、Kちゃんも、薬飲まなかったからかえって回復が早かったのかもしれませんね。
日本では、富山の薬箱が見直されているようです。私は教室用に応急外用薬の他に、1ヶ月くらいまえに西友の薬局であれこれそろえた薬を足しました。何かの時のための保険みたいなものですね。使わなくてすむならそれにこしたことはない、という感じです。
案外、カイロを入れておくといいみたいです。
投稿情報: ganko | 2009年9 月25日 (金) 22:46