プレジデント社から『ウォールストリート・ジャーナル陥落の内幕』が発売になりました。メディア王ルパート・マードックによるウォールストリート・ジャーナル買収の内幕をルポした本です。解説を書きました。
講談社・現代ビジネス「ジャーナリズムは死んだか」のコラム中でも取り上げましたが、メディアに興味ある方にはお薦めです。著者は元WSJ記者、訳者は元日経新聞記者。訳者の土方奈美さんは『グーグル秘録』の訳者でもあり、メディア関連の翻訳は得意。読みやすいです。
個人的には、WSJは15年間も愛読している新聞であるうえ、主人公の1人であるマーカス・ブロクリ(マードック買収時の編集局長)は東京支局長時代に何度か会ったことがあります。しかも、M&A(企業の合併・買収)は経済記者としての私の中心テーマ! 解説を書く機会を得られて良かったです。