ピーター・ドラッカーの生誕100年を祝う「ドラッカーウイーク」が終わりました。わたしは一部しか参加できませんでしたが、なかなかの盛り上がりを見せ、ドラッカースクールの支援者も満足したようです。
わが家もホッと一息。というのも、ドラッカースクールの学生である妻がまるまる1週間、来賓の案内役としてフル回転していたからです。毎日、朝から晩まで不在だったことから、長男と長女は「ママがいない~」と不平を言い、月齢17カ月の次女は夜はママが帰宅するまで寝ずに頑張っていました。
わたしは小学校・保育園に通う子どもたちの送り迎えのほか、朝食・弁当の用意や宿題の手伝い、次女の遊び相手などを引き受けました。週末は、次女が朝から晩まで家にいたので、次女の遊び相手だけで精一杯でした。一方、おじいちゃんは夕食の準備や汚れ物の洗濯などで頑張ってくれました。
そんななか、週末の数時間、子供3人をおじいちゃんに預けて、『ビジョナリーカンパニー』の著者で経営学者ジム・コリンズ氏の講演を聞けました。さすがに話がうまかったです。ドラッカースクールの学長は「当校で教えたいなら、いつでもポストを用意していますので、大歓迎です」などと最高の賛辞を送っていました。
コリンズ氏には数カ月前にインタビューしたばかりのなので、講演後にお礼も含めてあいさつしようと思いましたが、大勢の聴衆に囲まれた同氏に近づくのは不可能でした。ただ、妻は案内役として同氏に接する機会がありました。なんと、「きのうは君がスピーチしたんだね? 良かったよ」とほめられたそうです。
ドラッカーファンの多い日本からの参加者も目立ちました。日本でお世話になった知人とも再会できて、個人的にも100年祭は大成功でした。また、わたしが訳と解説を担当した『知の巨人 ドラッカー自伝』の宣伝にもなったと思います。同書は日本語でしか出版されておらず、アメリカ人の間では「知る人ぞ知る」本なのです。
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