いよいよバレンタインデー。知っている方も多いと思いますが、アメリカのバレンタインデーは日本とぜんぜん違います。「女性が男性にチョコレートをプレゼント」という図式は成立しません。
きょうは金曜日。だから、小学校や幼稚園ではきょうが実質的にバレンタインデー。小学2年生の長女Kはきのうまで、バレンタインデーに向けてカード作成に大忙しでした。クラスメートは24人、先生のミズ・カーハンドリーと校長のミズ・アローチャも含めれば26人。「全員にカードを用意し、コメントを書きなさい」という宿題をこなさなければならなかったからです。
凝り性のKは、既製のカードを好まず、紙やのり、はさみを使いながらすべて一から自分でデザインしました。クラスメートごとにそれぞれ違うデザインです。コメントはもっと大変。個々のクラスメートの性格などを踏まえ、やはり違うコメントを考え出さなければなりませんでした。写真は、出来上がったカードです。親としてもびっくりするほど丁寧に作り込んでありました。
バレンタインデーは友情や愛情を確認し合う日です。小学校ではカードは宿題でしたが、特に親しいクラスメートにはチョコレートやキャンディーなどお菓子を用意してくる児童もたくさんいました。妻もわたしもそんな習慣は知らず、宿題のカード以外は何も用意しませんでした。失敗でした。
幼稚園へ長男Aを連れていった妻によると、登園時にAは遊び友達のマイケルからスポンジボブ(人気アニメのキャラクター)のチョコレートをもらいました。なのに、マイケルに渡す物は何もなく、戸惑っていたそうです。Kは教室内でどんな状況だったのか現時点では分かりませんが(まだ帰宅していないので話を聞いていません)、クラスメートからカード以外に何か受け取ったことでしょう。カード以外に何も渡す物がないKは、気まずい思いをしたかもしれません。
大人はバレンタインデーをどう過ごすのか。やはりカードを書きます。このほか、通常は男性が女性に花をプレゼントしたり、レストランへ連れていったりするようです。昨年のバレンタインデー時に、ケニー(Kの親友キアナのパパ)に「日本では女性が男性にチョコレートをプレゼントするんだよ」と教えたら、ケニーはふざけて「男女の立場が逆なんだね? ぼくも日本に行きたい!」と言っていたのを思い出します。
子供を持つ家庭で大人が夜レストランへ出かけるのは難しいです。そんな親の事情を考慮して、次女Mが通う教会系保育園は素敵なプログラムを用意してくれました。おカネはかかりますが、土曜日に夕方6時から夜10時まで子供を預かってくれるのです。Mだけでなく、KもAもです!いくらかというと、3人合わせて60ドルです。