11月1日発売のビジネス誌「週刊ダイヤモンド」(11月5日号)の巻頭特集に寄稿しました。見出しは「ドラッカー”最後の授業”」です。
見出しから分かるように、「最後の授業」が記事の中心です。なので、ここはドラッカースクール博士課程(経営学)在籍の妻に活躍してもらいました。「最後の授業」の発見、再録許可、関連写真撮影などのほか、記事そのものも書いてもらいました。
わたしはドラッカーの「私の履歴書」(日本経済新聞)を担当した経験を生かし、「最後の授業」の関連記事を寄稿しました。ドラッカー流マネジメント思想の神髄とは何かに焦点を当てながら、解説しました。
ドラッカー生誕100年祭の時に経営学者ジム・コリンズがクレアモントに来て、講演したのですが、これが役に立ちました。コリンズは「ドラッカーの後継者」とも言われているのです。(余談ですが、講演の通訳は妻が担当しました。)
「ドラッカー第2の故郷」に住むようになってから、わたしはこれまでに「日経ビジネス」や「東洋経済」といったビジネス誌にもドラッカー関連記事を寄稿しています。でも、巻頭特集は初めてです。雑誌記事が夫婦共同作業になったのも初めて。
こんなことになったのも、『もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』の著者、岩崎夏海氏のおかげです。同書は130万部を超えるベストセラーになり、先日はアニメ化も決まったそうです。日本はこれまでにないドラッカーブームになっているのです。
岩崎氏が5月にクレアモントに来た際には、講談社「現代ビジネス」用にインタビューもしました。「岩崎夏海が『ドラッカーの聖地』で明かした『もしドラ』秘話」です。そのころの発行部数は50万部程度でしたから、『もしドラ』の人気はすごいですね。
『もしドラ』の影響もあって、ドラッカー唯一の自伝『知の巨人 ドラッカー自伝』も5刷まで増刷になりました。岩崎氏はブログ「ハックベリーに会いに行く」の中でも同書を紹介してくれました。岩崎さん、ありがとうございます!